第17号
21世紀の技術と社会・経済システム
1998年10月24日発行
記念講演
研究論文
- 複雑系とシステム論 ―自己組織系の5段階において― 飯尾要 9
- 経済システムの階層性と複雑さ 間遠伸一郎 15
- 「複雑適応系」としての社会理論に備わるべき形式について 黒石晋 21
- グローバリゼーションの中の意味構成の多元化 ―機能的分化と多元的文化― 徳安彰 27
- ルーマンの社会システム論の企業組織論への導入の可能性 ―コミュニケーションと意思決定をめぐって― 高尾義明 35
- ボルボ・ウッデバラとGM・サターン ―共同決定と効率,人間的労働と効率― 津田直則 41
- 自治体における政策形成技術の変革 ―Top Down型政策形成とBottom Up型政策形成― 日下正基 47
- 地球環境問題対策へ向けた2050年の人類の理想像の策定:社会システムナビゲーションの応用 堀内義秀 55
- 地域観光情報の発信とインターネットの可能性 金川孝司 61
- テレアクション機能を備えたインテリジェント社会情報通信システム 津田達 67
- 高度情報化における「生活の質」問題 三重野卓 75
- 科学技術のリスク管理と新しい知識創造の形態 奥田栄 81
- ネットワーク型の集団は集団思考症候群を避けえるか? ―自己カテゴリー化および社会的アイデンティティーの観点から― 渡辺聡 87
- ファミリー・システムにおけるリスク管理モデルの検討 ―組織構造・プロセス・コンテクストとリスク環境の適合性の考察― 奈良由美子 93
シンポジウム:21世紀の技術と社会・経済システム
- 情報技術革命と自律共同社会 ―「情報史観」の提起― 飯尾要 99
- 技術の変化にともなう二つの課題 高坂健次 102
- 科学・技術者の社会的責任 末石冨太郎 106
- インターネット社会の政治 依田博 109
学会だより
- 第16回大会報告 113
- 地域支部研究例会報告 116
- 第17回大会 117
編集委員(50音順)
- 飯尾要(大阪経済大学・経済システム論)
- 伊賀隆(流通科学大学・オペレーションズ・リサーチ)
- 尾上久雄(滋賀大学・経済政策学)
- 阪本靖郎(神戸商科大学・社会システム論)
- 塩原勉(甲南女子大学・社会学)
- 末石冨太郎(滋賀県立大学・環境学)
- 鈴木光男(東京理科大学・ゲーム理論)
- 山口昌哉(竜谷大学・応用数学)
- 吉田民人(中央大学・社会学)
正誤情報