社会・経済システム学会 -> ニューズレター -> No. 53
社会・経済システム学会 2001.8.1
謹啓 会員の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のことと存じ上げます。
本年度も皆様がたのお陰をもちまして、本学会第20回大会開催の運びとなりました。
大会テーマ「システム論を問いなおす:システム論の新展開―主題と方法−」のもとに、ご報告の希望を多数いただきましたが、プログラム委員会で検討いたしました結果、別紙プログラムの通りに開催することとなりました。
本年度の大会は、21世紀最初の大会であるとともに、第20回の記念すべき大会となります。例年にもまして、会員諸氏の活発なご参加、ご討議をよろしくお願いいたします。
一昨年度より三大会を通しての共通テーマでありました「システム論を問いなおす」も今大会が最後の年となります。今大会は、「システム論を問いなおす」だけにとどまらず、その先を見据えていこうという意気込みから、「システム論の新展開−主題と方法−」という副テーマを掲げております。今大会では、例年行われておりますシンポジウムに代えまして、初日、2日目それぞれの午後に、プログラム委員会の企画による分科会を設けました。さまざまな領域でご活躍の諸先生方にご報告をお願いいたしております。今大会の副テーマを論じるにふさわしい有意義なご報告をいただけるものと考えておりますので、会員諸氏の多数のご参加をお待ち申し上げます。
また、大会初日(11月10日・土)の13:30からは、文化人類学者で現大手門大学学長の米山俊直先生に「宗教とシステム」という論題でご講演をいただきます。こちらも多数の皆様のご参加をお待ちいたしております。
大会第1日目の企画分科会「システム論の展望と課題」におけます吉田民人先生のご報告論題が「システムの展望と課題」になっておりますが、正しくは「システム論の展望と課題」です。お詫びとともに訂正させていただきます。
会員各位のご協力をもちまして、会費納入状況も良好でご同慶の至りです。請求書を同封させていただきましたので、納入のほどよろしくお願いいたします。なお、既納のかたにはその旨を同封しております。
男女共同参画への取り組みが各方面で行われておりますが、日本学術会議におきましても、第17期(平成9年〜平成12年)に「女性科学者の環境改善の推進特別委員会」が設置され、同委員会が取りまとめた要望「女性科学者の環境改善の具体的措置について」が第132回日本学術会議総会(平成12年6月8日)において採択されました。
その要望の中で、「学協会は、役員・会誌編集委員・論文審査委員等を選任する際、男女の会員比率を尊重すること。女性会員が未だ少ない学協会においては、意識的に女性会員が役員として選任されるよう配慮すること」といった要望がなされており、今後、学協会は、学術会議会員の推薦に際して、代表者の性別、会員や役員等の男女別数を公表することになりました。
現在、本学会の役員31名中、女性は1名のみです。本学会の場合、役員中に占める女性の割合が低いばかりでなく、全会員に占める女性会員の数も非常に少ないのが現状です。昨年度の理事会では、若手会員の増員を図る必要があるとの意見が出されましたが、同様に、女性会員の増員を図る必要もあるかと思われます。システム論に関心や関わりを持たれている女性研究者が周囲におられる会員諸氏は、本学会への入会を積極的にお勧めいただけますよう、お願いいたします。
また、今後の会員登録や会員情報の更新に際しましては、性別をお尋ねする項目を設けることもあるかと思いますが、ご協力をよろしくお願いいたします。
刊行が遅れておりました『社会・経済システム』第20号は近日中に発行の予定です。第20回大会に参加される会員には、大会当日にお渡しさせていただきます。大会にご参加いただけない会員には、次号のニューズレターとともに郵送させていただきます。よろしくお願いいたします。
『社会・経済システム』第21号(公募論文号)と第22号(第19回大会特集号)は合併号として刊行することになりました。機関誌編集委員会では、第21号への投稿論文を下記の要領で募集しております。奮ってご投稿下さい。
以上