事務局からのお知らせ


書籍紹介『協働型ガバナンスとNPOーイギリスのパートナーシップ政策を事例としてー』

 本学会会員の金川幸司先生(岡山理科大学)より自著紹介の申し込みがありました。本学会員諸氏にも興味深い内容であると思われますので、以下ご参照ください。


 金川幸司(岡山理科大学)です。

 2008年5月に『協働型ガバナンスとNPOーイギリスのパートナーシップ政策を事例としてー』(晃洋書房)を刊行しました。下記のような内容です。こういった問題領域にご関心のある方は是非ご覧下さい。

【内容紹介】

行政とNPOの協働をガバナンス論、パートナーシップ理論を振り返りながら整理する。さらに、NPO等とのパートナーシップ政策を重視してきたイギリスの政策に関して、コンパクト、資金提供、地域再生、地域戦略パートナーシップ等を事例としながら、その現状と課題を明らかにし、我が国へのインプリケーションを探る。

【目 次】

はじめに

第I部 協働理論とNPO

第1章 ガバナンスと協働の理論枠組み
はじめに
1 ガバナンス論
2 協働の理論
おわりに

第2章 政府とNPOの関係性
はじめに
1 NPOの定義
2 NPOの存在意義
3 NPOの危機とその本質
4 ソーシャルキャピタル論
5 政府とNPOの関係
6 日本の自治体とNPOの協働
おわりに

第3章 イギリスの政治・行政システムと協働型ガバナンス -

はじめに
2 第三の道
3 コミュニタリアニズム
4 イギリス労働党の主要地域政策
5 ブレア政権に対する評価と批判
6 協働型ガバナンス
おわりに

第II部 イギリスにおける政府とボランタリーセクターとの協働

第4章 政府とボランタリーセクターとの協働

はじめに
1 イギリスのボランタリーセクターと政府との関係性に関する歴史的考察
2 イギリスのボランタリーセクターの現状と協働の実態
3 労働党政権のボランタリーセクターとのパートナーシップ政策
4 イギリスにおける政府とボランタリーセクターとの関係性の整理
おわりに

第5章 ローカルコンパクト
はじめに
1 コンパクトとその背景
2 ローカルコンパクトの内容
3 ローカルコンパクトに関する調査
4 コンパクトプラス
5 考察
おわりに

第6章 政府とボランタリーセクターの契約と資金提供

はじめに
1 イギリスにおける政府からボランタリー組織への資金提供とその手法
2 資金提供に関する調査と提言
3 資金提供に関する原則
4 考察
おわりに

第III部 イギリスのローカルパートナーシップとガバナンス

第7章 地域再生政策とパートナーシップ

はじめに -
1 保守党時代の都市再生事業
2 ニューレーバーの都市再生事業
おわりに

第8章 地域戦略パートナーシップ

はじめに
1 地域戦略パートナーシップの背景
2 LSPの組織構造と権限
3 LSPへのボランタリーセクター、住民組織の参加制度
4 LSPの業績評価システム
5 レスター市の事例
6 LSPの評価と課題
おわりに

第9章 分野別活動とパートナーシップ組織

はじめに
1  ローカルアジェンダ21とは
2 イギリスのローカルアジェンダ21
3  リーズ市の事例
おわりに

終章 パートナーシップ政策と今後の課題

はじめに
1 ガバナンス論と協働に関する理論
2 行政とNPOの関係性
3 自治体とNPOの関係性の枠組み
4 イギリスのパートナーシップ組織とそのガバナンス
5 イギリスにおけるガバナンスの方向
6 日本へのインプリケーション
おわりに

あとがき
参考文献
索引



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