第43回大会 コミュニケーションを問いなおす ―技術革新と社会・経済システムの変容―(プログラム掲載)
2024年度の全国大会第43回大会のお知らせ(順次更新します。)
大会テーマ:「コミュニケーションを問いなおす ―技術革新と社会・経済システムの変容―」
- 開催日:2024年10月26日(土)・27日(日)
- 開催場所:京都大学吉田キャンパス(変更しました)
- 新型コロナウイルス感染症パンデミックにおいては様々な現代的課題が顕在化した。そのひとつがコミュニケーションである。市民、専門家、政策担当者、医療従事者、事業者、メディアといった、社会・経済システムを構成する多様な主体のなかでいかにコミュニケーションを行うかが問われ、実践され、多くの課題が残された。また、ワクチン等に関する誤情報・偽情報が大量にあふれ、関係者や現場に混乱を与え、それへの対処は大きな課題となった。こうした課題を抱える具体的分野は感染症にとどまらない。自然災害、国際紛争、医療、教育、産業、人口構造、情報通信、環境など多くの分野において、今、コミュニケーションのあり方が問われている。
- コミュニケーションを問うとき、インターネットの存在を無視することはできないだろう。インターネットは、本来は多様なひとと多様な情報をやりとりすることに資するものであった。しかし、今日では、エコーチェンバーやフィルターバブルが大きな社会問題として認識されている。また、現在の情報過多の超高度情報化時代にあっては、アテンション・エコノミー、ネットクラシーといったあらたな考え方も台頭しつつある。さらには、生成AIが表面的な対話力を著しく向上させていることも看過できない。こうした現実をどうとらえ、どう対処していくべきかについて、われわれは議論する必要がある。
- そもそも、社会・経済システムを論じるうえでコミュニケーションは必須の概念でもある。コミュニケーションなしに、社会・経済システムは作動しない。コミュニケーション・メディアの技術革新がコミュニケーションの発信、伝達、受容、理解の仕方をどのように変え、その結果、社会・経済システムそのものがどのように変容しつつあるのか、具体的な現象・問題の分析とともに、理論的・原理的な考察も必要となる。
- 本学会の大会において、社会・経済システムとコミュニケーションについて明示的にテーマ設定されたのは、今からおよそ35年前である。第6回大会「コミュニケーションを問う ―通信・交流・理解―」がそれであった。それ以降、社会・経済システムの様相は大きく変容し、コミュニケーションのありようも変わってきている。そこで第43回大会では、「コミュニケーションを問いなおす」をテーマにかかげたい。現在の社会・経済システムが直面する諸課題について、理論面・実践面からの幅広い活発な討論に資する報告を歓迎する。
【大会テーマ趣旨】
【大会プログラム】
- ・大会実行委員長:喜多 一(京都大学)
- ・大会事務局:八巻 惠子(就実大学)
- ・大会事務局:高瀬 武典(関西大学)
【大会責任者】
報告の申し込み
- ・6月27日から受け付け開始、申込期限は
7月10日です7月31日まで延長しました。 - ・Googleフォームにご入力ください。
- ・申込フォームの記載事項は、報告論題、報告要旨(400字~600字程度)、発表代表者連絡先、発表者全員の氏名・所属などです。
予告:採択された方へ:報告要旨原稿の提出等について
- 採択通知(7月31日頃の予定)を受け取った方は、下記のとおり報告要旨原稿のご提出をお願いいたします。
- ・分量・書式:A4版×2枚ないし4枚(偶数枚のみ)、書式自由
- ・ファイル:PDFファイル(PDFのみ受け付けます)
- ・締切:2024年9月30日(月)の予定
- ・提出先:採択時にメールでお知らせする要旨原稿ファイル提出用のGoogleフォームにご提出ください。
- ・本学会での大会報告は、代表者・共著者とも、会員に限定しています。
- *会員でない方は、採択通知後すみやかに入会申込をお願いします。入会手続きについてはこちらもご覧ください。
- ・年会費納入のお願い:代表者・共同報告者とも9月30日までに会費支払いを完了してくださいますよう、お願いいたします。
主な日程(決まり次第、更新します。)
- ・発表申込の受付開始:2024年6月27日(木)
- ・発表申込の締切:2024年7月10日(水)
- ・採択結果の通知:2024年7月31日頃の予定
- ・要旨の提出締切:2024年9月30日(月)の予定
- ・プログラム掲載:暫定版は8月下旬頃の予定
- ・大会参加申込の受付開始:2024年10月1日(火)の予定